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Channel: Meri is Grateful – Sparkles*United
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今日は雑誌の発売日。もう20号目になりました。

Web版だけ作っていたときは、リリースのギリギリ直前まで作業しているのが普通で、だから「やったー、できたー!お疲れ様でしたー!」といったノリでした。涙が出そうになる。そして、Ravelryでパターンが次々売れ始め、よかったーと言って寝たものです。

印刷版を作るようになって、それがなくなったのはちょっと残念な気持ちです。発売の3週間以上前にはすべての作業が終わってしまいます。発売日を迎える頃には、もう次の仕事に取り掛かっているのです。スタッフでさえ、本を送り終えるのは前日で、当日にはもう過去の感じがしてしまいます。

でも今回は20号というだけあって、ちょっと気持ちは特別でした。締め切りで一番忙しい時期に、コロナ関連のリスケとキャンセル仕事などに追われ、ストレスで一杯いっぱいになりました。せっかく1~2ヶ月かけて段取りをした3~6月の仕事が全部キャンセル。航空券は払い戻ししないといけないし、コールセンターはつながらないし、代わりの場所や人は探さないといけないし。でも絶対に20号は出したい。いつもに増して強い気持ちが引っ張ってくれました。

そんな中で制作した本号なので、思い出深い、大事な1冊になりました。

自分にとっての記念と感じられる要素の1つは、京都の日仏学院(アンスティテュ・フランセ)で撮影したこと。十数年前、東京に住んでいたとき、飯田橋の日仏学院に通っていました。同じクラスの何歳か年上の女性が編み物をしていたことが、私が編み物を始めたきっかけでした。金融機関のマネージャーとして激務をこなしていた彼女、週末には自分で編んだ素敵なニットを来て日仏学院へ。フランス語のパターンを読むために通い始めたと言っていました。自分とあまり歳の変わらないお洒落な女性が編み物をしていると知って、世界が広がったような気がしました。そのうち、Amazonで見つけた編み物の洋書を買ってみて、私の編み物人生が始まりました。なので、京都ではありますが、日仏学院での撮影は、なんだか感慨深いものでした。

それから、大学院時代の友人夫婦を石徹白に訪ねられました。以前からamirisuで紹介したいと思ってはいたのですが、切り口が思い付かず、ずっと後回しにしていたのでした。世の中が大変なことになって、私たちの暮らし、特に本当に都会にみんな住むべきなのかと考えた時に、自然と石徹白洋品店が頭に浮かびました。紹介するのは今ではないのか、と思えてきたのです。

文章の拙さはありますが、ぜひ読んでいただきたい記事です。

どうぞ、20号をよろしくお願いします。そして、ぜひ今後もamirisuを応援していただけたら嬉しいです。


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